《クリスマスの色1》どうして赤と緑が定番カラーなの?

2006.12.23

《クリスマスの色1》どうして赤と緑が定番カラーなの?

寒さも本格的になり、街はクリスマス一色ですね。
こちらのコラムでも、クリスマスにちなんだ色のお話を。

日本で生活する私たちは、さほど宗教色の感じられないクリスマスを楽しんでいますが、そもそもクリスマスとはイエス・キリストの生誕を祝うものです。
ではどうして、クリスマスの定番カラーは「赤」と「緑」なのでしょうか。

最も一般的な説によると、クリスマスの「赤」はキリストが十字架にかかった時に流した血の色を表し、「緑」は冬でも葉が落ちない常緑樹の色で、永遠の命の象徴とされています。

また、ポインセチアはクリスマスの花として広く知られていますが、それはこの植物のもつ色とも関係が深いのです。

19世紀のこと。
メキシコに駐在していたアメリカ大使だったポインセット氏は、自生しているこの植物を大変気に入り、園芸用に改良して自国に持ち帰りました。後にこの植物は、ポインセット氏の名前にちなみ「ポインセチア」と名づけられました。緑の葉の上の赤い部分は苞葉と呼ばれ、意外なことに、花ではなく葉です。

このポインセチア、欧米ではクリスマスフラワーとも呼ばれ、メキシコではノーチェブエナ(聖夜)と呼ばれます。花言葉はなんと「私の心は燃えている」です。なんて情熱的なんでしょう!

【2006年11月 記】いつもお読み頂きありがとうございます。

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