おめでたい色6【松葉色(まつばいろ)】伝統色×家紋

2007.02.04

おめでたい色6【松葉色(まつばいろ)】伝統色×家紋のグリーティングカード

【松葉色(まつばいろ)】
松は常緑樹の代表的なものです。常緑木(ときわぎ)と呼ばれ、冬でも葉が落ちないことから 縁起の良いもの・おめでたいものとして門松などに使われてきました。

松葉色とは文字通り、松の葉にみられるような深緑色のことです。日本の代表的な松といえばクロマツとアカマツがありますが「松葉色」はクロマツの葉の色に近い色みです。

【家紋について】
■グリーティングカード:石持ち地抜き三つ葉松笠
■ポストカード:中心の紋→石持ち地抜き三つ葉松笠/左上・右下の紋→三つ繋ぎ松葉/丸い輪が三つ繋がった紋→三つ寄せ松葉

松の家紋にも多くのバリエーションがあります。
松の木そのものをデザインした紋・枝と葉をデザインした紋・松葉だけをさまざまな形にデザインした紋、さらには松笠(松ぼっくり)の紋まであります。

日本の家紋は平安時代末から鎌倉時代にかけて、公家社会・武家社会から誕生したものだとされています。長い歴史の中でデザインは洗練され、さまざまなバリエーションが生まれ、現在に伝わってきています。

「花鳥風月を愛でる心」や「信仰心」、「縁起の良いものを大切にする風習」なども家紋の意匠に反映されているところが素晴らしく、世界に類を見ない独特の文化です。

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