どちらが美味しそう?その1【カラーのお仕事・つれづれ】

2008.03.07

どちらが美味しそう?その1【カラーのお仕事・つれづれ】

とてもありがたいことに、以前から興味のあった「食」のカラーコーディネートに関して、テキスト(部分執筆)のご依頼を頂きました。

みんなが知っている当たり前の事ですが、改めて意識を向けてみると「なぜそうなるんだろう?」と疑問が湧いてくる事は多々あります。

こちらは江戸前寿司。
主だったものをピックアップして、黒いお皿の上に並べ直し写真を撮ったのが左の画像。
その写真の背景をパソコンで処理して白くしたものが右の画像。
どちらが美味しそうに見えますか?
もちろん「黒背景の左側」と思う人が多いでしょう。

これは色彩学で「対比(たいひ)」と呼ばれる色の見えの効果です。色は周囲の色との兼ね合いで、その見え方が変化するのです。

この場合、黒という色によって、江戸前寿司のネタの色は実際よりも「鮮やかに」かつ「明るく」見えています。

〈その2に続く〉

※今回ご紹介した画像は、自分で撮影した黒背景の写真を白背景に変化させただけで、お寿司そのものの彩度・明度に関しては一切の加工を加えておりません。見え方の違いをお楽しみください。

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