どちらが美味しそう?その2【カラーのお仕事・つれづれ】

2008.03.09

どちらが美味しそう?その2【カラーのお仕事・つれづれ】

カラーコーディネーターですが、一応主婦もやっています(笑)
もちろん毎日のようにスーパーに行きます。どうしても目についてしまうのが、食品を美味しそうに見せる演出やパッケージの配色。

お肉の赤い色を美味しそうに見せる演出は、補色(ほしょく)の緑を少し添えると効果的。
デパートの精肉売り場では、ショーケースの下に緑のマットが敷きつめられている事もあります。

補色とは色相環(しきそうかん)で真向かいの位置にある色どうしの関係をさす言葉で、赤の補色は緑・緑の補色は赤になります。「異なる性質を持つ色どうしは、互いを引き立てあう」という訳です。

考えてみれば、これは人にも当てはまる事かもしれません。自分と全く違う考えを持った人から刺激を受けたり、助けられたりする事があり、
自分と全く違う個性を持った人に憧れたり、魅力を感じたりすることがありますものね!

※左がオリジナル画像で、右は緑のバラン部分をお肉に近い色に塗りつぶしたものです。

〈その3に続く〉

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