映画で色彩を学ぶ♪

2010.11.18

ティーチングメソッド研究会(2010年11月)のご報告

東京カラーズでは2ヵ月に一度、色彩をテーマにした勉強会を開催しています。
今回のテーマは「映画の中の色彩」でした。

皆さんは映画(あるいはDVD)をどのような視点でご覧になりますか?

好きな俳優さんあるいは女優さんがある程度決まっていて、
その人が出ているものはすべて観ているという方もいらっしゃるでしょうし、
洋画のアクションものが好き、という方もいらっしゃるでしょう。

今回の勉強会では「色彩に話題性」のあるものばかりを7作品選び、
それぞれの映画のハイライトシーンをみんなで鑑賞しました♪

こちらのコラムでは、7作品のうちの2作品をご紹介します。
いずれも「時代と色」の関係が如実に理解できるものです。

『マリーアントワネット』 2006年
18世紀のロココ様式の色彩が忠実に再現されている映画。
白・ゴールド・水色・ピンクなどの柔らかな色彩が、
インテリア、ファッションのいたるところに使われています。

映画に登場するドレスの数々もため息ものですが、
同じくらい目をうばわれてしまうのは宝石のようなスイーツです♪
カラフルなマカロンなどが、まるでアートのようにスクリーンに登場します♪

この映画はフランス政府から特別許可を得た上で、
ベルサイユ宮殿でロケが行われたことでも非常に話題になりました。


『イエローサブマリン』 1968年
カラーコーディネーター検定試験の3級にも登場する、
1960年代を代表する色彩のひとつ「サイケデリックカラー」

そのサイケデリックな色彩を、
ビートルズの音楽とともにアニメーションで堪能することができます。

かなり強烈な色彩なので、長い時間真剣に見ているとちょっと疲れてしまうかな…
というのが私の感想です。
しかし、この時代のパワーが画面を通して伝わってくるので、
一度はご覧になってみることをおすすめします。


※今回ご紹介した作品はいずれもDVDが出ています。

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