青ってどんな色?…今日のあなたは何色人間?(15)

2006.12.23

青ってどんな色?…今日のあなたは何色人間?(15)

青の心理的な側面をのぞいてみましょう。

《青から連想されるイメージ》爽やかな・クリアな・清楚な・理知的な・保守的な・憂鬱な

《青の連想語》[抽象語]理性・静寂・冷静・希望・若さ・憂鬱/[具象語]水・空・海・ジーンズ

《青にまつわるトピックス》

■青は時代や民族を超えて、世界中で最も好まれている色の一つです。

■聖母マリアは伝統的に赤い服に青い衣を羽織った姿で描かれました。赤は慈愛の象徴、青は天を表す色だとされています。ラピスラズリから採れるこの青色顔料は一般にウルトラマリンと呼ばれますが、その別名は「マドンナブルー」です。
【画像:右】フラ・アンジェリコにより描かれた『受胎告知』

■サムスィングブルー。ヨーロッパに古くから伝わる風習です。何か新しいもの(something new)、何か古いもの(something old)、何か借りてきたもの(something borrowed)、何か青いもの(something blue)この4つを身につけた花嫁さんは必ず幸せになれるというもの。

■暗く濁った青は、孤独・挫折・絶望などの意味をもつことがあります。ピカソの「青の時代」の作品に象徴されるように…。この頃のピカソの信条は「芸術は悲哀と苦悩の娘。悲しみこそ瞑想の場」というものだったそうです。

■色彩心理においては、黄色と対照的な意味をもつ色。黄色は未熟さや愛されたい気持ちを象徴することがありますが、青は自己を抑制して現実社会に適応していこうとする姿勢を象徴します。言い換えれば青は、自立・理性の色。また、大人・ビジネスの色でもあるといえます。

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