黒い商品のインパクト!〜後編

2012.10.26

前編での【黒バーガー】に引き続き、
この秋発売された黒い商品を取り上げます。

【レノアハピネス】ダークローズ&チェリーの香り

「ダークチェリーをイメージした甘く濃厚な香りから、贅沢な花束をイメージした艶やかな香りへと、衣服がこすれる度に変化し続けることで、朝、服を着た時から夜まで夢中になる香りを楽しめます。パッケージは、リッチで濃厚な香りや夜のイメージを表現した’黒’を基調にデザインしました」(2012年9月6日 P&Gニュースリリースより部分抜粋)

頂いた試供品を使ってみたら、
確かに濃厚な甘い香りが持続します。

朝、着替えた時に柔軟剤の香りを感じることはよくありますが、
これを使った時は、午後になっても確かに香りが持続していました。
自分の衣服から香っているのだと気づかずに
「えっ?この香りなんだろう…」と(笑)


ある商品が競合他社商品とともに店頭に並ぶ時、
パッケージの色は「顧客に多くのメッセージを伝える」ものとなり得ます。


そんな視点でパッケージの色を見てみると、新しい発見がたくさん!


新商品ではありませんが、「ヤバいほど味長続き」という
キャッチコピーをもつ【ストライド】のメガミステリー2。

「謎めいた味」
「あえて味の説明をせず、食べるまでどんな味か分からないことが特徴」
というコンセプトが、10代男性を中心とした若年層に人気なのだそう。

「ベースのドリンクフレーバーにアクセントとなるフレーバーを加えることで、より濃厚でインパクトの強い味わいを実現しています。(中略)…「?」アイコンの背景には謎めいたグラフィックをデザインし、ミステリー感を訴求しました。フレーバーとパッケージ、2つの面でミステリー感を訴求し、さらに“謎めいたガム”をシリーズ化することで、ターゲットである若者層の興味喚起を狙います 」(2011年12月8日 クラフトフーズニュースリリースより部分抜粋)


考えてみれば、色材(絵の具など)において
さまざまな色を混ぜ合わせると最終的には黒になるように、
黒はすべてを包括する懐の深い色。

うまく使えば、その効果は無限なのかもしれません。


最後までお読み頂きありがとうございました。
(【黒い商品のインパクト】おわり)


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