躑躅色

【つつじいろ】赤い躑躅(つつじ)の花のような鮮やかな紫みの赤のことです。『枕草子』の中で清少納言は、束帯(公家の正装)のとき袍(ほう)と半臂(はんぴ)の間に着る下襲(したがさね)という衣服について、冬に最適な色には躑躅色や桜を、夏には二藍と白をあげています。冬には暖色、夏には寒色を着て体感温度を調節する「くらしの知恵」は、古代から取り入れられていたのですね。

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C3 M90 Y15 K0

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