青白橡

【あおしろつるばみ】橡(つるばみ)は「どんぐり」の古名で、どんぐりを焙煎せずに染色した色を白橡といい、なかでも緑色寄りの白橡を「青白橡」と呼びます。光の強さによって見え方が微妙に変化する色で、ほのかな明るさでは薄茶色に、太陽の光が当たると緑が浮くように映えて見えたそうです。平安時代には天皇だけが着用できた禁色でした。
ちなみに、赤色寄りの白橡は「赤白橡」と呼ばれ、どんぐりを焙煎して染めた色は「黒橡」と呼ばれます。

R92 G106 B38
C48 M23 Y85 K50

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