ウーロン茶、本当は「茶色」じゃないんですって!〜ティーチングメソッド研究会(2011年5月)のご報告

2011.05.17

画像[左]講習会風景
画像[中央・右]4種類の烏龍茶を飲み比べながら、
お茶の水色(すいしょく)と香りについて体験しました!


2ヵ月に一度、カラー(色彩)に関する勉強会を開催しています。
3月は震災の影響でやむを得ず中止させて頂きましたが、今月からは通常通り開催しております。(奇数月の第3火曜日・午前または午後の選択制)


今月のテーマは『中国茶…緑・白・黄・青・紅・黒の世界』

今回のティーチングメソッドは…
渋谷・道玄坂上に店舗を構える『華泰茶荘(ふぁーたいちゃそう)』に特別にお願いし、
「中国茶と色の関係」についてのお勉強&お茶会を実施させて頂きました。


今回の企画を思いついたのは…今から9ヵ月前(2010年8月)のこと、
渋谷・文化村のオーチャードホールで開催された『CHA』を観に行った時に遡ります。
上海万博のオープニング・アクトとして披露された、中国伝統の雑技、舞踊、武術、音楽。
舞台上で展開されるストーリーは「お茶」をテーマにしたものでした。

もう、すばらしいの何のって!!

とても人間技とは思えないアクロバティックな演技の数々と、
歴史絵巻物のような美しい舞台美術とに終始圧倒されっぱなしでした。

その日、観劇者全員におみやげとして配布された、
小さなアルミ袋に入った上等で香りの良いお茶。

そのお茶こそが『華泰茶荘』のものだったのです。

思い立ったら即行動(!)の私は、次の週 早速お店に烏龍茶を買いに走りました。
「すみませ〜ん。烏龍茶ください」
「どのようなお茶がお好みですか?」とお店の人。
「いゃ、ウーロン茶です…」と私。
「烏龍茶と申しましても、数百種類ございます」

私は、中国茶のあまりの奥深さに圧倒され、
その後、何度かこちらの中国茶講習会に通わせて頂きました。


…ということで、本日の講習会ではそれぞれ発酵度の違う烏龍茶(青茶)を4種類、
先生がとても美味しく入れてくださったものを、
水色(すいしょく)と香りのつながりについて学びながら堪能して参りました!

ちなみに…烏龍茶は茶色じゃありません。
ペットボトルに入った市販のウーロン茶よりも、ずっとずっと透明な色で、
その発酵度により水色は変化しますが、
黄金色(おうごんいろ)や杏色(あんずいろ)をしています。


先生は台湾の老舗『華泰茶荘』の5代目、林 聖泰氏
筋金入りのお茶の達人です。
しかも、流暢な日本語で、私たちの1の質問に対して10、いや100ぐらい答えられるほどの膨大な知識をお持ちです。

渋谷にお越しの折には、お散歩がてら、ぜひどうぞ!


※こちらのコラムに掲載した画像は、本日特別にご許可を頂き撮影させて頂いたものです。通常の講習会では、撮影および録音・録画は一切禁止されております。ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

※講習会では、緑・白・黄・青・紅・黒それぞれのお茶について学ばせて頂きました。


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