思わぬ「おみやげ」をもらいました〜ヨーロッパの伝統色折り紙

2010.08.26

外で仕事をしている私は、時々娘に「おみやげ」を買って帰ることがあるのですが、
先日初めて、外出先から戻った娘に「おみやげ」をもらいました。

「ただいまぁ。…はい、これおみやげね!お母さんの仕事と関係あるものだよ」
ビニール袋に入っていたそれは、
なんと100均の『ヨーロッパの伝統色折り紙』というものでした。

おみやげをもらったことに対する嬉しいビックリもありましたが、
同じくらいビックリしたのが、
「最近の100均では、こんなにおしゃれなものを扱っているんだ」ということ。

商品名には「欧州の伝統色を再現した微妙で美しい色合いの折り紙」というサブタイトルがついていて、それぞれの色にまつわる由来について、簡単な説明が付いていました。

ご参考までに、いつくかご紹介しますと…
(株式会社大創産業、ヨーロッパの伝統色折り紙-単色-説明文より部分抜粋)

●オリーブ
地中海地方原産でオリーブ油等様々な料理に使用。
オリーブの枝は平和と充実の象徴でもある。

●シャンパーニュ
フランス東北部シャンパーニュ州産の炭酸ガスを含む白葡萄酒。

●ビリヤード
玉突き台に貼られた緑色のフェルト地の色。ビリヤード台の緑。

なるほど、こんな説明が加わると、
普通の緑の折り紙も、なんだかおしゃれな雰囲気に感じられるから不思議です。

色の名前は「基本色彩語」さえ理解していれば生活に困ることはありませんが、
こんなふうに、日本とは違う文化の中で育まれてきた色名に触れることで、
自分の世界が広がるような楽しみがあります。

【豆知識】
基本色彩語(きほんしきさいご)とは、最も基本的な色カテゴリーを作り出す働きをもつ言葉のこと。日本語における基本色彩語は、赤・橙(オレンジ)・黄・緑・青・紫・ピンク・茶・白・灰(グレイ)・黒の11種類。つまり、日本の社会ではこの11種類の色名さえ知っていれば、基本的に困ることはないとされる。


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