日本の伝統色を教えるために…【カラーのお仕事グッズ、いろいろ】

2012.10.31

こちらは、少し前まで授業の道具として使っていたもの。
日本の伝統色を教える時のグッズ。

今でこそ、eラーニングを活用して「色彩検定」の学習をする方が増えてきましたが、少し前までは、検定のための学習は独学か「資格取得対策講座」に通うというのが主流でした。

私も、金曜の午前中は横浜のクラス、午後は大宮。土曜の午前中は柏に行き、午後からは吉祥寺…というように、1週間のほとんどをいわゆる「授業」に費やしていたのです。

お金を払ってクラスに通って頂くからには【教科書に書かれている以上のことを伝え、記憶に定着させるお手伝いをする】、【難しいことをやさしく分かりやすい言葉で、できるだけ楽しく伝える】というのが講師の命題。

ということで、こんなグッズをカバンの中に入れ、持ち歩いていたのでした♪

[画像:左下]
その昔、赤の色素は紅花の花びらから採取されましたが、紅花の花びらはもともと黄色。赤い色素を取るためには、まず黄色い色素を水で流します。

[画像:右上]
皇太子様と雅子様のご成婚の写真は、当時の日経新聞一面に掲載されたもの(拡大コピー)。注目すべきは、皇太子様がお召しになられている「黄丹の袍(おうにのほう)」。一般の人が着用を禁じられていた禁色(きんじき)のひとつです。当時、試験によく出題されていました♪


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