アフリカの虹(1)〜レインボーフラッグ

2010.05.17

2010年 FIFA ワールドカップの開催地として注目されている南アフリカですが、
南アフリカの国旗をご存知ですか?

アパルトヘイトが撤廃された後、
1994年にネルソン・マンデラ大統領が誕生した時に、
南アフリカの国旗は新しくなりました。(画像:左)

この旗はあらゆる民族と文化の共生を表すものとして、
通称「レインボーフラッグ」(虹の旗)と呼ばれることがあります。

一説によりますと、
この旗に使われている色には次のような意味があります。

赤…過去の対立の中で流された血
青…空と海
緑…自然
黄…金に代表される鉱物資源
黒…黒人の国民
白…白人の国民

ちなみに、(画像:右)はエチオピアの旗です。

アフリカ大陸は19世紀後半から20世紀にかけ、
ヨーロッパの国々の植民地として支配を受けてきた歴史がありますが、
その中にあって、当時、唯一植民地支配を免れたのがエチオピアでした。

1950年代以降はアフリカ大陸の多くの国々が独立しましたが、
その際、自分たちの新しい国の国旗に、
エチオピアの旗に使われている「緑・黄・赤」をとり入れた国々が多かったのです。

アフリカ大陸の国々の国旗の色に、この3色が圧倒的に多いのはそのためです。

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